最強のお客さん
今日はバレンタインデー!!
うん。これと言って何かあるわけでもなく、普通の一日でした。
たまには事務の若い子から、「小橋さんちょっとちょっと」と言って手招きで私を呼んで「小橋さん 作ってきました。どうぞ♡」ってことは、ないものだろうか!?
はい。絶対ありません。
現実は、休憩室に「バレンタインデーなので一人一袋ずつ持って行ってください。女性社員一同」というメモ書き。そして、お菓子の詰め合わせの袋。
・・・・・・・・何?・・・・なんなんだ!この圧倒的敗北感!
この会社に、このイベントは必要あるのか?
ハイ!先生。必要ないと思います。
話は変わりますが、お客さんって色々な人がいます。
すごく感謝してくれるお客さん、嫌なお客さん、お小遣いをくれるお客さん、賞味期限切れの缶コーヒーをくれるお客さん、どんな人が好まれると思いますか?
それは、感謝してくれるお客さんやお小遣いをくれるお客さんです。
大体の人は、そうだと思います。
じゃあ、好まれないお客さんってどんな人だと思います。
私は、作業後にコーヒーを出してくれるお客さんです。
紙コップやキレイな器なら問題ないのですが、たまにいるんですよね。
黄ばんだ年季の入ったマグカップにコーヒーを入れてくれるお客さん。
普通に考えて、もうそれ使っちゃダメだろ!人に汚いマグカップのコーヒーを出しちゃダメじゃないか!なんで、そのマグカップで飲ませてやろうと思うんだよ!!
そんな人に限って、コーヒーを私に出して満足気!!
そんなお客さんの姿を見ながらコーヒーを飲む私。(これが進まないこと進まないこと。嫌で嫌で、呑み込めないんです。)
もう結構な大人なんだから相手の気持ちになってコーヒーを出してくれよ。
これが漫画なら絶対に良い事がおこるんですよね。
お客さんは、どこかの大会社の会長とかで、普段は汚い身なり。
汚い器でコーヒーを出し、嫌な顔せずに飲んだ人に言うんです。「顔色変えずに飲んだ者は、久しぶりじゃあ。気に入った!ワシの会社の全従業員に伝えておく。お前の所で契約を取るようにと。」・・・・まず、ないですけど。
毎回毎回、汚れた器のコーヒーを飲む事がつらいので、今回考えました。
忙しいを理由に断るってことをね。
さすがは私。自分が天才なんじゃないかと思いましたよ。
作業を終え、コーヒーを作って待っているお客さんに言いました。
「すみません。今日は本当に忙しくて・・・また、次回飲ませていただきます」
見事に作戦は成功!!!!(お客さん、ごめんなさい。本当にキツイんです)
これに味をしめた私は思いました。これからは2回に一回は使おう。
夕方、会社に戻ると・・・・事務の人から言われました。小橋君、〇〇さんからクレームが来たよ。
クレーム内容は・・・・「雑だった。」
いつも通り作業をしたつもりなんですがねえ。
コーヒーを飲むまでが作業のようです。
今回も読んでいただきありがとうございました。